世界観

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この世とあの世の境にある、魂が肉を持つ『掃き溜め』の世界。 通称『狭間の世界』 この世界には世界中から「終わってしまった物」が流れ着いてくる。 死んだのにも関わらず、死者の世界にも行くこと出来なかった人間達の魂は非常に弱い。 元の世界での記憶を殆ど失い、さらに様々な欲求が希薄であり活力に欠けている。 彼らは自分達が何故ここにいるのかも理解できず、そもそも理解しようとも考えない。 ただ生活を続けるだけの無気力な存在と成り果てている。 しかし様々な時代から。 それこそ古代から超未来に及ぶまでの『狭間の世界』にたどり着いた人間達は、唯一残されている欲とも言える生存本能に従い共通の社会を形成している。 どれほどこの世界が広いのかは不明であるが、幾つかの街と呼べる集団が点在し、その文明レベルは現代に近く、科学力もある程度の水準を保っている。 ただし伸ばそうともせず彼らは維持できれば充分と考えているため発展は望めない。 そもそもいつからこの世界は始まり、社会が構成されているのかは不明であり、調べようと思う人々も居ない。 そんな犯罪すら起きない彼らのを脅かす物も存在した。 この世界に流れ着いたのは、彼らのように欲を失った者達だけではなかったのだ。 それが『イービル』と『ドリフ』だ。
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