1563人が本棚に入れています
本棚に追加
/421ページ
~第3者視点~
来夢「修斗~、ちょっと来て~」
修斗「お~?何だ~?」
来夢に呼ばれた修斗は、言われるがまま来夢に着いて行った。
龍斗「…いや~しかしまぁ、修斗も成長したねぇ。」
みなみ「そうですね~。でも、甘い物が好きっていう子供っぽいとこは変わってませんよ?」
両親による子供の様子どう?トークスタート。
龍斗「それは好みだから、別に変えなくても良いじゃん!僕が言いたいのは…雰囲気が変わったって事。」
みなみ「そんなに変わりましたか?」
龍斗「うん…何て言うか、強くなったね。今は剣道やってないんだっけ?」
みなみ「はい…丁度、中学校卒業と同時ですかね。」
ちなみに理由は、修斗たっての希望。
生活費の事を心配しての判断だったらしい。
龍斗「でも、大切な人を守れるまでには強くなってるよね。」
みなみ「そうですねぇ…来夢ちゃん本人から聞きましたが、修斗さんがプチストーカーから来夢ちゃんを救ったそうですよ~」
いつ聞いたかと言うと、校外学習の時に来夢と瑠美と奈央が集まったあの時。
龍斗「流石は修斗だなぁ。優しい面は、君に似たのかも知れないね…」
みなみ「そうなんですか?私はてっきり、花火さんに似たとばっかり…」
龍斗「…ははは。」
みなみ「ふふ♪」
修斗を誉めちぎるだけ誉め、2人で顔を見合わせて微笑んだ。
龍斗「修斗も分かってくれてるだろうね。どなたを守れば良いのか。」
みなみ「そのどなたって言うのは、もしかして私ですか?」
龍斗「ん?…う~ん、そうかも知れないね~」
みなみ「わぁ♪嬉しいです~♪」
2人の超スローペースでほのぼのとした会話は、みなみが晩飯の用意をするまで続いた。
最初のコメントを投稿しよう!