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桜龍(おうりゅう)
「あれ…どこいったかな…？」
村樹(そんじゅ)
「あれあれ？
桜龍さんこんなとこでどうしたの？」
桜龍
「いえ…あの、
なくしものをしてしまったので
探し物を…」
村樹
「探し物は何ですか、
見つけにくい物ですか？」
桜龍
「はい。
実はとても大切な物なんですが、
細いものなので見つけにくいです」
村樹
「あれ…ツッコミがこない…」
桜龍
「ツッコミ？
ああ、歌を歌ったとこに
ツッコミでしょうか？」
村樹
「うっ…それじゃあ続きを…。
鞄の中も机の中も
探したけれど見つからないのに」
桜龍
「ああ!!鞄の中はまだでした。
えっとぉ…あ、ありました!!」
「このボールペンを探していたんです。
ご協力頂きありがとうございます」
村樹
「あれぇ…？
ま、まぁ…。
見つかってよかったね、ははっ」
桜龍
「はい、良かったです。
それでは失礼します。
あ、そうだ村樹さん」
村樹
「ん？また何か忘れ物？」
桜龍
「井上●水。面白かったです。
すごくうまいんですね、歌」
村樹
「面白い？…はっ!!
私としたことが、もしかして…っ」
桜龍
「もう一ひねりあったら
思わずツッコミそうでしたよ。では」
村樹
「そっ…そんなっ………
私が、からかわれていただなんて…。
おうのぅ…」
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