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何故だ・・・?
何故俺は話した・・・?
黙っていればいい。
逃げればいい・・・。
それが最良。
それを選んだ・・・はずだった。
何故俺はあんな事を言った・・・分からない・・・。
混乱した俺は、そのまま校門をくぐり、事務所に向かっていた。
~美鈴視点~
教室に帰ると、5時間目が終わっていた。
鷹は戻っていなかった。
遊馬があれこれ言っていたが、聞く気がしなかった。
咲美も彼を探して教室内を見渡していた。
彼が戻らないうちに6時間目が始まる。
先生には、岡田さんは具合が悪くなって帰ったとごまかした。
明日、また話をしてみよう。
そんなことをずっと考えていて、授業は全く身に入らなかった。
~咲美視点~
鷹さんは戻っていなかった。
授業が始まっても戻らない。
先生は美鈴さんがごまかしていた。
後で美鈴さんと相談しよう。
結局、授業は全然聞いていなかった。
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