5339人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
俺は首を傾げたままもう一枚の写真を取り出した。
一枚目の写真とは違い、二枚目の金蝶はフードを外して素顔が顕わとなっている。
海よりも深く、硝子よりも透明な青の瞳を持つ少年が写真の中で歯を剥き出しにして無邪気に笑っていた。
諒「――…あ?」
どうしてだか、金蝶と晃太が重なった。
晃太「俺達もう友達だろ!」
そう言って笑った晃太の笑顔が似てるんだ。
…髪と瞳の色ちげーし、なにかの間違いだろ
もしくは兄弟とかな
っと、手紙忘れるとこだった
諒「どういうことだよ…」
.
最初のコメントを投稿しよう!