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「どうしてかしらね？
高橋先生、急ーーーに学園を辞めちゃったらしいわ。」
振り返ると、南が友香にニッコリと笑いかけていた。
全てを分かっているのだと、俺たちも笑い返した。
「さーな。何でだろうな。」
「でも、計算外だったんじゃない？
新しい先生は、モデル出身の超イケメンらしいわよ？」
「え!?そうなの？」
意外にも、友香の目が輝く。
「友香！」
俺は、考える間もなく友香の腕を引っ張っていた。
「きゃ！ど、どうしたの!?」
「何？この俺がいるのに、そんな奴に目移りすんのかよ！」
「大雅ってば………ヤキモチ？」
「ちっ、違う!!!!!」
友香のキラキラした視線から無理矢理背いた俺はクラスに向かった。
「ちょ、待ってよ大雅！」
「なーに？
大雅が本気になると、こんな感じになるのね。
知らなかったわ。クス」
南がそんな俺達を見て、そう呟いていたのは当然
俺は気付いていない。
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