【もしも】海斗×美月

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「…………」 今すぐお家に帰りたい。 「ぷっ……ククッ」 海斗が肩を震わせて笑う。 「似合ってるじゃん」 「似合ってなんかっ……!」 ううぅ………恥ずかしい。 「あー……なんかそのうさ耳、癖になるかもな!」 そう。今あたしは、ここ動物園で売っているうさ耳を被っている。 海斗の命令は、これを被ることだった。 「だってさ、こうでもしないとお前、自分からこんなの買わねーだろ?」 ニヤニヤする海斗。 くっ、すっごい腹立つ!! 「それにしても、そこまで似合ってるなんてな……」 そう言うと、海斗は少しばかり頬を染めた。 「………あ、ありがとう…」 照れ臭くなって俯く。 「………………」 なんか、変な空気になったな… 「よし、そろそろ昼飯にしようぜ!」 「そ、そうだねー!」 ってことで、お昼ご飯です。
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