旋律に魅せられて歪曲

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「でも一応、精霊王から審査を通すように言われてるの……」 「そうか!じゃあ精霊王に会いに行こう!」 「え?」 話がどんどん大きくなってる……。国レベルの話にはさすがに引け目を感じるよ…。 「いやっ、あのっ、」 「ほらっ、瀬良君!早くしないと置いてくよ!」 俺の意見は……? 「瀬良君……合格したらよろしくね……」 マクラちゃんまでぇぇ!!? 「マクラちゃんは俺なんかとパートナーでいいの!?」 無言で頷くマクラ。 「ヒューヒュー!瀬良君もやるねぇ!そんな可愛い子に気に入られるなんて!」 「さすが瀬良殿!マクラが心を開くなんてそうそうないぞ!」 え?何その雰囲気?俺の意見は?ないの?え、俺に発言権はないの? そんなこんなで王国に向かう事になりました! ……。 もうこうなったらヤケクソだ!俺が聖界を魔物から守ってやるよぉぉぉぉ!!
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