十三、忌み子の理由

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この話を信じるか否かは、みんなの自由だ。 本来なら話すつもりすらなかった。 でも…孫権様のあの時の答を聞いて… 話しておこうと思った。 呂蒙「ではまさか、お前が魏軍に捕らえられた時に聞いた話は…本当なのだな?」 棗「えぇ、曹操は月の雫の存在を知っている。どうやって知ったかは分かりませんが、私が探す物と同じだと考えた方がいい」 孫権「奴はそのことを知らんと言っていたな?…なら、一刻も早く見つけ出した方がいい」 尚香「そうね…奴等に渡る前に、棗が見つけ出すしかないわ!」 凌統「俺達もできる限り手伝うぜ?」 みんな…… 棗「でも、これは人間には関係ないんだ。だから私は一人で…」 甘寧「バーカ、何言ってやがんだ?俺達は仲間なんだぜ?仲間の為にゃ命張る覚悟くらいあるぜ?」 太史慈「そうだな。それにその問題は他人事では済まされん。我らにも手伝わせてくれ」 ……どうしてみんなこんな優しいのよ…… 本当に…人間って生き物は…
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