toothed wheel

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私はいっつもそうやって子供で いやだいやだ! こんなの望んでない。 だめだだめだ! やり直し。 叫べば良いってもんじゃない? だけどそうしなきゃ ちょっとでも足掻かなきゃ何だか報われない気がして 私は叫ぶ。 嘘吐き! だけど君が言ってる事も分かんないわけじゃない。 ごめんねごめんね 気付いてあげらんなくて ねぇねぇ もしかしたら私のせいなの? その歯車 カタカタカタカタ 規則正しく美しく。 カタカタカタカタ 綺麗に合わさっていた歩調は カタリ。 小さな音を立てて カタカタカタリカタカ… 狂いだす。 その歪みを正せるのは… 何? それが分かんないから 馬鹿な私は今日も 何にもないふりをして 君と何時もの日常を作り出そうと努力することでしょう。
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