第一章

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「ほらぁ、起きて下さい!!」 「まだもう少しだけ…」 外はまだ薄暗い。 身体に取り込む空気は昼間と違って、冷えているのがわかる。 爽やかな夏の朝に私、斎賀來夢は闘っていた。 今いる部屋は平隊士の部屋 「起きなさい!!」 私をナメているのか、誰一人として起き上がろうとしない。 『しょうがないな。あの方法で……』 良い事が思い付いたから、つい、ニタっと笑ってしまった。 「あっ!副長!!」 「おっはようございます!」 「宜しい!!」 この作戦は一番効き目があるんだよね。 どんだけ副長恐ろしいんだよ… おっと、こんな事してると私が副長に怒られちゃうや! 「とにかく、稽古に行きなさい!沖田さんが待ってますよ!?」 「逝きたくないっスよ…」 「何か違うような…」
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