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「ほらぁ、起きて下さい!!」
「まだもう少しだけ…」
外はまだ薄暗い。
身体に取り込む空気は昼間と違って、冷えているのがわかる。
爽やかな夏の朝に私、斎賀來夢は闘っていた。
今いる部屋は平隊士の部屋
「起きなさい!!」
私をナメているのか、誰一人として起き上がろうとしない。
『しょうがないな。あの方法で……』
良い事が思い付いたから、つい、ニタっと笑ってしまった。
「あっ!副長!!」
「おっはようございます!」
「宜しい!!」
この作戦は一番効き目があるんだよね。
どんだけ副長恐ろしいんだよ…
おっと、こんな事してると私が副長に怒られちゃうや!
「とにかく、稽古に行きなさい!沖田さんが待ってますよ!?」
「逝きたくないっスよ…」
「何か違うような…」
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