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「影がないですと?」
「そう言うコト、死んだのは俺じゃなくて俺の影に死んだフリをしてもらったんだよ」
純平は説明を終えると、美穂が作っていた唐揚げを一つつまみ食いする。
「でも、何でそんなコトする必要が?第一、ニュースで間宮さんが死んだってなったら明日からどうするの!?」
「その心配はいらねぇ」
夏目がトイレから出てきたのだ。
「…夏目、何でトイレから?」
美穂は夏目を睨む。
「おい、俺は敵じゃねーんだぞ?」
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