1314人が本棚に入れています
本棚に追加
/120ページ
「…彼女いないお前に、そう言う事、真顔で言われると思わなかったわ。」
「悪かったな、彼女いなくて!」
「俺も、考えてない訳じゃないんだけどな…色々あるんだよ。
上の奴には、こういうの嫌う保守的なのもいるだろ…誰とは、言わねぇけど。」
「…そいつが、誰か、わかっちまった!…ああ~!最悪だ~ぁ!…自分が嫌だ~ぁ!!」
谷口の反応に、速水は思わず笑ってしまった。
「…ま、そう言うこと。
今、担当、代えられたくねぇんだよ。」
「やっぱり、千秋ちゃんの為か?」
「当たり前だろ!自分の為な訳ないだろうが!
自分のレベルアップ考えんなら、他に幾らでも方法あるんだよ…。
それと、千秋の名前に、ちゃん付けすんなって言っただろ…さっきも。」
「はいはい。…しかし、彼女に、惚れ込んでますね。公私共に。」
「…そんだけ、いい女なんだよ、あいつは。」
「熱い、熱い。はい、ご馳走でした。」
速水は、この話は、これまでだと、言い切った後、宣言する。
「…今から、飲むからな!徹底的に付き合えよ、谷口!」
「…誘ったのは、俺だしなぁ。仕方ない、付き合いますか。」
最初のコメントを投稿しよう!