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「民の誰もが諦めていたのですが、そんな時にある一人の若い男の人が立ち上がり、こう言ったそうです
『このまま逃げたままでいいのか!私達は彼奴等貴族共の為に生きているわけではない!私達は私達の子孫の為にも諦めずに戦うべきだ!!』
…と。その言葉を聞いた民は勇気付けられ、彼を筆頭に革命を起こし、自由に生きていく権利を勝ち取った。そして、今のような国に成れたのです」
「その革命を起こした人が先代の国王なのか?」
だが、その問い掛けにレイナは首を横に振る
「いいえ、先代の国王様は彼の友人です。彼は革命が成功するや否や親友と言われている先代の国王様に国を任せ、姿を眩ませてしまったのです。民は、記憶から消えないように彼の事を『linger hero』…消えない英雄と呼んでいます」
「そうか、この国が生き生きしているのは民が勝ち取った自由だからか…強い国だな」
「はいっ、ありがとうございます!」
朔夜が褒めるとレイナは心底誇らしそうに言った
そんなレイナを見て朔夜は微笑む
すると、レイナの顔が赤くなった。流石王道主人公、リア充爆発ですね
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