四人目はひきこもりに

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更に同じ頃。王都の某所。 またもや黒いローブの男達が集まっていた。 「例の物、ようやく手に入りました。 じきに敷設できます。」 その言葉に、数人がうなずく。 「これで切り札が増えた。向こうの動きは?」 「はい。四天王が壊滅、残すは魔王のみとなります。」 「それは結構。全て終われば、神帝を新たな脅威として仲間を増やせる。」 くぐもった笑いが室内に響く。 (やはり、総帝様の予測通りの動きとなるか。) 一人浮かない顔をしているのは、潜入している闇帝だった。 「どうした?」 緊張した闇帝の雰囲気を察してか、一人のローブの男が声をかける。 闇帝「ああ、生き残ってる魔人の四天王を何とか利用出来ないか考えていた。 カードは多いに越したことは無いからな。」 咄嗟に口から出任せを言う。 「流石だな。ま、あれが手に入ったし、心配ないだろ。」 何とか誤魔化せたようだ。 (誤魔化せたか。しかし、あれとは何なのだろう・・・) 国王側、反国王側共に何やら動きそうな気配。 コウはやはり巻き込まれるのだろうか・・・
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