これから

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これから

次に目を覚ますとそこには広々とした豪華な部屋とレッドカーペットそしてその先には大きな椅子が1つだけ。 壁には名画のような豪華な画があり、古めかしいレンガと天井にあるどデカイシャンデリアが城をイメージさせた。 「どこだよ…ここは…なんだって俺がこんなとこに…」 そう考えていると自分の体に違和感を覚えた。 「なんだ?」 そう思って違和感の元を探すとすぐにわかった。 「服まで変わってんじゃねぇか…」 意識を失う前、上はTシャツ、下はジャージという格好が今ではきちんとしたタキシードである。 さらに頭はきちんと整えられており、髭までそってある。 「なんなんだよ…ッ」 訳がわからない。 目が覚めると全てが変わっていた。 まるでどこか違う世界へ来たかのように… 「気づいた?」 「ッ!?」 驚き振り替えるとそこには小学生ぐらいだろうか、小さな女の子が立っていた。 「さっきはごめんなさい。パパがどうしても貴方を連れてきなさいっていったから。」 笑顔でいう少女。 「さっき… はッ!?」 「さっき頭をちょっとだけ叩いたの、あなた力強そうだったし。」 そういってまた笑顔をみせる。 (冗談じゃねぇぞ!?あの力はこんな子にあるはずないだろ!?) 完全に訳がわからない。 そう思っていると少女は手を引きながら言った。 「さぁ早くッパパがまってるから。」 俺は言われるがままついて行くしかなかった… これから起こることがまさに自分が望んでいた変化だということも知らずに…
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