咲雨ノ館~サキサメノヤカタ~

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「では、お部屋の方に案内致しますので。あたしに着いてきてください。」 魅羅が明らかに内面腹立ってる感じの笑みを浮かべながら言った。 「あの…私は…」 雪氷羅が少し慌てながら問う。 「あん?アンタはお客様の靴でも舐めときなさい。」 魅羅が適当に促す。 「あ…あぅぅ…」 雪氷羅が顔を伏せる。 「あー嘘嘘。アンタはお客様にお茶出しなさい。」 「は…はい…」 雪氷羅が何処かに駆けて行った。 「ささ、こちらですよ~」 魅羅が階段を指差す。 (二階か…) 「魅羅ちゃんってさー何歳?」 時雄が魅羅の両肩に手を置く。 「気安く触ってんじゃ無いわよ!」 魅羅が時雄の手を弾く。 「ヒュウ。ツンデレ~」 時雄が冷やかす。 「滅するわよ!?」 (巫女が言うとリアルだな…)
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