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「いっ…てぇ」
ズキズキと音でも鳴っているかのような頭痛に目を覚ました。
生まれつきってヤツ？
偏頭痛で起きるなんて"最悪"以外の何でもないと思うけど、僕はもう慣れた。
こうやって起きることに慣れた。
だから逆にこれが僕の"普通"になっている。
頭痛が目覚まし時計代わりなんて他人には考えられないかもしれないけど、
僕にとっては紛れもない"日常"であり"普通"の出来事が今日も起こった。
「…一んしょ！」
３分程度ボーッとしたら、この昭和臭いセリフで腰を上げる。
そしてハンガーに吊された制服に袖を通す。
まだズキズキと頭痛は響くけど、そんなの気にしてられない。
"いつも"の時間まであと少ししかない
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