リアル王様ドッジボール・禁

リアル王様ドッジボール

教室に突然鳴り響いた放送に、みんな困惑の表情を見せていた。

それはそのはずだ。内容があまりにふざけているものだったからだ。

『どーも。神です。皆さんとりあえず、四年生の教室に集まって下さい』

先生は朝から誰一人いなかった。何もできなかったオレ達は、ただただその指示に従うしかなかった。

でもこの時オレ達は、これは先生が考えた何かの余興としか思っていなかった。

これが、最悪のゲームの始まりなんて誰ひとり考えていなかったのだ。