実は俺…

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……。 意識が遠のく… うっすら見える。 真っ黒いモジャモジャ… そうだ俺はこのアフロにやられたんだった。 少し意識が戻った。 マネーファイト。 それはその人の個々の能力に合わせて賭けられた賞金をタイマンによって奪い合う、 裏のマネーゲーム。 勝てば 極楽 負ければ 地獄 借金の山になる場合もある、 デンジャラスなバイト。 「ウィーン」 …!? リキの高性能リストバンドからチケットのようなものが出てきた。 「何驚いた顔してんだよ?お前このチケットのこと知らねぇのか?」 アフロ野郎め、上から目線でもの言いやがって… 「…知らねぇよ…」 リキは右斜め下を向いた。 「バカかお前このチケットと現金を交換すんだよ。」 そういえばこのバイトに入るとき、聞いた気がする。 「人の話を聞くのは苦手だ…」 やっと負けた気分になってきた… 「パシッ」 チケットを取られた、アフロ野郎は少しニヤニヤしてながらチケットの賞金額を見た。 「安っ!!!!!!!!!!」 超驚いたような顔で俺を見た そう、俺の懸賞金は500円だった!!! 「お前超ザコなんだなぁ!!」凄く笑われた。 「俺が最初始めたときでも2万だったのによぉ!!!」 もっと笑われた。 「かなり安いが…これはもらって行くぜ…、 お前も次から相手を選んでタイマンしな、 頑張れば自分の賞金も上がるぜ。 その分狙われるけどな。」 方をポンッとたたかれた。 凄く哀れな自分…
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