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渚は皆の前で封筒を破り、中の手紙を読み上げた
【…この手紙を見てる頃、俺は学園にいないと思う。いろんなことがあって本当に楽しかったよ。きっと、ハル達は勘違いしてるだろうと思って手紙を書きました。
俺はハルやてっちゃんが好きだよ。…嫌われても、その思いは変わらない。最後に渚には迷惑ばかりかけてごめんね。
会長さん達も風紀のオカンと陰険メガネにも… 感謝してます。
俺からの餞別を受け取ってくれないかな?たぶん、ハル達がこの手紙を見てる頃に-
復活すると思うから、あとの面倒はよろしくね?まだまだ、成長途中だから…… 】
「「「…………」」」
手紙に綴られた文字を眉を寄せた渚が読み上げた途端、一斉にその場は静まり返る――
ピシッ…
ピシッ、ピシッピシッ!
ドゴォォォォオン……
突如、それは地を割って這い出てきた
『ギャァァアァアァァ!!!!』
………ネペンテス君が。
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