-アヤの存在-

23/24
3467人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
渚は皆の前で封筒を破り、中の手紙を読み上げた 【…この手紙を見てる頃、俺は学園にいないと思う。いろんなことがあって本当に楽しかったよ。きっと、ハル達は勘違いしてるだろうと思って手紙を書きました。 俺はハルやてっちゃんが好きだよ。…嫌われても、その思いは変わらない。最後に渚には迷惑ばかりかけてごめんね。 会長さん達も風紀のオカンと陰険メガネにも… 感謝してます。 俺からの餞別を受け取ってくれないかな?たぶん、ハル達がこの手紙を見てる頃に- 復活すると思うから、あとの面倒はよろしくね?まだまだ、成長途中だから…… 】 「「「…………」」」 手紙に綴られた文字を眉を寄せた渚が読み上げた途端、一斉にその場は静まり返る―― ピシッ… ピシッ、ピシッピシッ! ドゴォォォォオン…… 突如、それは地を割って這い出てきた 『ギャァァアァアァァ!!!!』 ………ネペンテス君が。 .
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!