1409人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
「優弥!遅いよ!」
麻里がしびれを切らして待っていた
「ごめん。話しこんじゃって・・・」
「水澤君に告白された?」
「えっ?」
「やっぱりね~。で、断ったんでしょ」
「うん。だって私・・・」
麻里は何気なく前を見た時目を見開いた
「優弥!!」
優弥は麻里に呼ばれて顔を上げた。そこにいたのは・・・
「麻里、ごめん行くね。」
「またね。」
優弥は走った・・・
私の好きな人は・・・
「おい、転ぶぞ!」
校門の前で一人の男が優弥に向かって声をかける
そう・・・この人・・・
宮田 巽
「優弥、卒業おめでとう」
「ありがとう」
今日で中学はおしまいだが優弥にとっては恋の始まりであった
最初のコメントを投稿しよう!