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prologue
まだ人々が神の存在を心から信じ
事実 神も存在し
その反対に魔族も存在していた
神は人間に幸福 恵みを与える
悪は人間に絶望 恐怖を与える
神は愛 優しさに満ち
悪は憎しみ 悲しみに満ちている
陽と陰…
決して相容れぬ存在
──赤い瞳と赤い髪は魔族の証 決して近づいてはいけない
──肉体を滅ぼされ魂をも喰い尽くされてしまう
人間は親から子へと必ず伝えておりました
この物語は
そんな時代 そんな世界の
ひときわ美しい深紅の髪と瞳を持った男の子【魔王子】のお話
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