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「結姫?言わないのはなんで?俺じゃないから?それとも…俺だから?」
隆二は全て分かっている様だった…
あたしは黙ってうなづいた。
「どっち?」
「隆二だから…でも、もう戻れない…」
「結姫、俺が好き?」
「うん…でも…」
「良かった…俺、離さないから…結姫がなんて言おうと、泣いても。」
そう言って、隆二はあたしの左手の薬指に…指輪をはめた。
「ダメ…もう…」
「いいんだ!結姫…愛してる…」
隆二は…やっぱり、バカだ…
あたし以上に…バカ。
どうしてこんなあたしを…そこまで愛せるの?
どうして…許せるの?
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