春はいずれ終わる

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なのは様が我が家の向かいに引っ越して来てから数ヶ月後 高校二年の生活に大分慣れた時の話だ。 帰りの電車の中で、少し浮かれた表情で座席に座る僕。 はたから見たら、ただ笑っているだけの不審者に見間違いされるだろう。 しかし、あの時の自分にはそんな事眼中になかった。 何故なら、高校生活に入って初の告白があったからだ。 「良いじゃん良いじゃん!!まさに学園青春キタコレ!!我が世の春が来たぁ!!だよ」 心の中でそんな事ばかり考えていた。  
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