プロローグ

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ある日の朝のこと、一人の少年が、目を覚ました。 彼は、大塚悠太。 何処にでもいる、普通の男子高校生である。 だが、周りから(特に女子)見ればかなりのイケメンらしい。 悠太「ふわぁ~眠い…」 悠太「何だ?この置き手紙?」 そして悠太は、階段から降りてリビングに向かった。 すると、一通の手紙が目に入ったのである 悠太「親父とお袋からか…」 それは、母親の美由紀と父親の久光からのものだった。 悠太は内容が気になって、その手紙を読み始めた。 手紙には、こう書かれていた…… 美由紀「あなた今日から、平澤女子学園の高等部に転校が決まったから!」 悠太「は?何言ってんだ?」 最初の文章に悠太は惚けた顔をしたが、手紙を読み続けた。 利夫「いやあ、すまんな、悠太。急に父さんの転勤が決まってな、アメリカに行くことになったんだ。母さんも一緒だ。」 美由紀「そうそう、私、平澤女子学園の学園長とお友達なのよ。今日の9時頃に迎え来るように言って置いたから。ちなみに学園は全寮制よ。」 利夫「そういうことだから、しっかりやれよ!!」 美由紀「体に気を付けるのよ?学園長に会ったら、よろしく伝えてね。」 悠太「俺が女子校に転校!?いきなり言われても訳わかんねー!!」 なんとも身勝手な親達に悠太は、無性に叫びたくなっていた。
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