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“儂はおそらく…
誰も愛せぬのだと思う…
儂はずっと孤独なのだ…
目的の為なら何でもして来た。
裏切り、裏切られ…
これが戦国の常なのだ…
信頼出来る人間は居る
儂の為に命を賭けてくれて居るのだから
儂はその思いに答えねばならぬ…”
空に満月が登り始めた
黄金に光り輝く
大きな
美しい満月が
山の向こうから登り
どこかの寺の塔に並び、風情のある情景を醸し出していた…
「秀政が待って居る…」
信長が呟く…
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