第二章 桶狭間の戦い

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「うむ。義忠も、連れて来たたかったな。泰能?」 「御意」 その頃、織田信長の軍勢は、中島砦に到着し、囮部隊を今川勢の本隊に突撃し、玉砕した。 「申し上げます。たった今、織田軍の本隊と思わしき、兵をすべて討ち取りました。主な大将首を今、運んでいる最中にございます」 今川の伝令に変装した。織田の兵(木下藤吉郎)が、義元に伝える。 「ご苦労、下がって酒でも飲むが良い。」 義元が伝令に労いの言葉をかける。 「ははっ、有り難き幸せにござります」 今川の伝令に変装した。木下藤吉郎が頭を下げ、今川勢の本陣を後にした。 藤吉郎が、笑みを浮かべ、信長の居る、中島砦に忍びを送る。 内容は〈今川本隊、桶狭間山の丘の上に陣を構えて、兵達は、酒を飲んで泥酔中である〉 半刻後、雨が降って来た。 織田軍、三千は、今川義元の居る。桶狭間山の今川本隊に攻撃を仕掛けた。 「皆の者!我に続け!目指すわ、今川義元の首一つ!他の者には、構うな。掛かれ~!!」 織田信長が、太刀を抜き、織田勢、約三千の兵が今川本隊に攻め掛かる。 半刻前の沓掛城内では。
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