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『瑞希さん、何で私があなた達の事を応援するか分かる?』
首を横にふった。
『瑞希さんと一緒に居ると笹塚さんが本当に楽しそうに笑うの。それを見てると私まで楽しくなるくらい。だから、瑞希さんなら笹塚さんを救ってくれると思って…これは半分私のお願いにもなってしまうけど』
その後の言葉が続かなかった。
おそらく瑞希の家庭環境も考えてそう簡単にはいかない事がよぎったのだろう。
軽いアルコールで体が熱くなって何も考えたくなくなる。
昔より弱くなったとつくづく思う。
歳をとったな、と。
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