神気取り

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荒れ果てた大地に 僕は足を踏み鳴らした 雲一つ浮かばぬ大空に 僕は目を向け叫んだ 太陽の神よ。 貴方の抱擁はいらぬ 僕は荒れ果てた大地に 膝まずき祈り捧げた 雨の神よ。 貴方の抱擁が欲しい。 僕の枯れ果てた心を潤して枯れ果てた大地を潤して しかし 僕の願いは届かない 虚ろな瞳から水が流れる そして僕は知った 世界の神は 恐怖から免れる為の 形に過ぎないと。 人が勝手に作った形にすぎないと 人一人の願いも叶えられないのにこの世の王気取り 僕は何も無い荒れ果てた大地に 突っ伏したのだった
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