少女と少年の記録

2/29
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
暗い部屋 白いシーツ 軋む木製ベット 今の私には何も出来なかった。いや、抵抗しなかった。 彼の思うがまま。彼の指示通り、私は彼の上に乗る。 鳴り続けるいやらしい音。響く嬌声。 一際高い声が出てしまった。とっさに口を抑える自分。だけど彼は軽く笑いながら自分を抱きしめてそのまま前に倒れる。 手をしっかりと絡み合わせ押し倒し、そのまま口を奪われる。 最初は驚いたがそのまま受け入れる。口の中で二人の舌が絡み合う。 空気の漏れる音がして口と口が離れる。 銀の糸が口の間を紡ぐ。 彼が腰の速度を速める。 私は、急な快楽に耐えるため彼の身体を強く抱きしめるしかない。 彼の物が堅く、大きくなる。 私も絶頂を迎えそうになる。 そして、来てしまう『その時』。 「いっぱぃっ!!いっぱい来て…!!」 「うぅ…ん!!いくぞ…!!レティ…っ!!」 「しゅゅゅゅん!!」 そして、わた、わ、私は… 私は… 布団の上で目が覚めた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!