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暗い部屋
白いシーツ
軋む木製ベット
今の私には何も出来なかった。いや、抵抗しなかった。
彼の思うがまま。彼の指示通り、私は彼の上に乗る。
鳴り続けるいやらしい音。響く嬌声。
一際高い声が出てしまった。とっさに口を抑える自分。だけど彼は軽く笑いながら自分を抱きしめてそのまま前に倒れる。
手をしっかりと絡み合わせ押し倒し、そのまま口を奪われる。
最初は驚いたがそのまま受け入れる。口の中で二人の舌が絡み合う。
空気の漏れる音がして口と口が離れる。
銀の糸が口の間を紡ぐ。
彼が腰の速度を速める。
私は、急な快楽に耐えるため彼の身体を強く抱きしめるしかない。
彼の物が堅く、大きくなる。
私も絶頂を迎えそうになる。
そして、来てしまう『その時』。
「いっぱぃっ!!いっぱい来て…!!」
「うぅ…ん!!いくぞ…!!レティ…っ!!」
「しゅゅゅゅん!!」
そして、わた、わ、私は…
私は…
布団の上で目が覚めた。
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