はじまり

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そのクシャってなる笑顔も大好き。 準ちゃんの甘い甘~い香水に包まれて眠るのも… 後ろからフワッて抱き締められるのも… 恥ずかしそうに繋ぐ手の温もりも… 全部が好きで仕方ない。 だから…準ちゃんの卒業が近づくと私は毎日 「準ちゃんいないと淋しい…学校来たくない…」 って困らせた。 「仕方ないだろ?愛はまだ1年あるんだから」 「やだ!愛も準ちゃんと卒業したい!」 「出来ないだろ?愛が淋しくないように毎日会うし!なっ?」 子供をあやすみたいに私に話す。 「本当?嘘つかない?」 「つかない」 帰り道はいつもこの話だったね?
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