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俺は長い道のりを進んでいた
猛ダッシュで
「寝坊したー!」
文月学園に続く長い道を走っていた
「見えたー!」
文月学園の門の前に着いた
するとそこにはスーツを着た筋肉質の大男が立っていた
「遅いぞ!萩野!」
「すいません!えっと……」
先生らしき人に頭を下げて、顔を上げて
「お名前は……?」
「お前のクラスの担任を務める西村だ」
「はい。西村先生。おはようございます」
改めて頭を下げる
「まあいい。ついてこい。クラスに案内する」
「はい」
西村先生の後に付いていく
歩きながら西村先生が、
「萩野。一つ言って置くぞ」
「はい?」
何だろう?深刻な声で
「お前は転校時の試験を受けていない。つまりどういうことだ?」
「えっと……確か、ここの教育方針で……最低クラス。ですか?」
「そういうことだ」
うーん、やっぱり試験受けた方が良かったかな……
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