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夢の中で私は、いつもの帰り道を歩いている。
あまりにいつも通りの光景で、ともすれば夢であることを忘れてしまいそうだ。
夢なのだから、いろいろと好き放題やってみれば良かったのだが、なんとなく、まっすぐ帰宅してきてしまった。
(あー、空飛ぶくらいはしてみれば良かった)
そんなことを思っているうちに、夢の中の私が玄関のドアを開き、家のなかに一歩足を踏み入れて、
踏み外した。
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