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普通にとってくれるように頼んでみたが、どうにも機嫌を損ねてしまったようで、おかわりはくれなかったwwwww
仕方がないので手にこべりついたバターを、比較的無事な部分をフランスパンに塗りつけて食べる事にした。
そして俺は今、食後のコーヒーを優雅に(ここ重要)飲んでいる。
遊「この深みのある安っぽいコク……舌に絡み付く粉っぽい喉ごし……まるで俺のようなチープさは……
これドリップコーヒーだろこの野郎wwwwww」
シェ「正解です。
流石でやがりますな。」
うっせぇwwww全然うれしくねーよwwwww
ここ城だよねwwww?逸品しかない筈なのになんでドリップコーヒーがあるんだよwwww
シェ「あなたの為に買ってきました。お口に合うかと。」
余計なお世話じゃヴォケwwwww従順な従者ぶりやがってwwwww悪意しか感じねーんだよwwwww
もっとあるだれ……ほら、ブルーマウンテンとかキリマンジャロとかwwwww
セレブなミーにはブランド物のコーヒーしか口に合いませんのwwwwオホホホホホwwwwww
シェ「ならこれはどうでしょう?」
遊「どれどれ……?」
新しいカップに注がれた黒い液体を、香りを楽しむでもなく流し込む。
粉っぽい感覚はなく、苦味の薄い、海の幸のような味が口に広がり────ん?
海 の 幸 ?
遊「─────オイ、なんだコレ」
シェ「イカスミでやがります。」
少しは警戒しておけば良かった。
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