あらすじ

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銀河を二分する巨大文明、ダルキュア帝国と銀河連邦。150年の長きに渡り繰り広げられてきた両者の戦いは小康状態にあった。 未開の地である辺境宙域において、膨大な地下資源が眠る事を知るや、それを確保すべく両軍が一斉に動き出した。 若干25歳ながら、ダルキュア帝国軍第38宇宙艦隊司令を務めるウィリアム・シルバラード大佐(父である宇宙艦隊司令長官、シルバラード元帥と区別する為に親しい者はウィルと呼んでいる)とは辺境宙域の調査ならびに威力偵察任務において3倍の銀河連邦軍を打ち破り、その功によって帝国軍最強の機動部隊と畏怖される第7機動部隊をその傘下に収めることとなる。 ダルキュア帝国第1皇女ミディアは皇女でありながら普通の教育を受けさせたいという兄、皇帝アルグレッド8世(略してアレク)の方針と自らの意思により、色々な障害を乗り越えつつ、高校生活を過ごしていた。 先帝センティウス13世の皇子であるアレクと、その腹臣であったシルバラード元帥の息子であるウィルは歳が同じ事もあり、幼少期から幼馴染として育っていた。そして、ミディアが生まれると、アレクとウィルはミディアの「2人の兄」として彼女に接するようになる。彼らが成長するにつれ、ミディアがウィルに淡い恋心を抱くのはごく自然な流れだった。
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