1話 罪になるのかな?

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世界で一番の大企業…[エルスターリコンポレーション]の傘下に入る有名ホテル…[ハナツキ]のホールで一際輝く女性がいた 『あれがエルスターリ家の長女か~ さすが名家の血筋…お美しい 女性を産まれる』 貴族や有名な会社の社長……有名企業の大人達が参列するパーティーに1人…美しいレディがいた 周りには男と言う名の獣がたかっていた 彼女の名前はエルスターリ・美月・クロイ 頭脳明晰 スタイル抜群 容姿端麗 そしてなにより容貌が美しい しかし彼女はまだ中学2年 それが彼女にとって一番の苦痛であった 『美月様……お電話が……』 美月がホールから退室すると ホール内の男性人は一気に萎んだそう……彼等男性人は美月を目当てにこのパーティーに参列していた ―――――……‥‥‥・・・ ホールから出るとキレイに清掃してある廊下が眩しい 廊下の端にある電話の受話器を静かに…上品に取った 「はい…お電話変わりました」 美月が受話器を取り言葉を 吹き込むが何も声が聞こえない 不審に思いながらももう一度 「お電話変わりましたよ……?」 言葉を吹き込む プチっ 電話が切れる音が耳に入った 「イタズラ電話かしら?」 表向きにはそう言葉を発しているが内心は 「(チッ……私はそんなに暇じゃねっーの!!)」 っと暴言を吐き散らしていた 受話器を静かに置きボーイに紙を渡した 「それを皆様にお伝えして下さい」 紙を確認したボーイはちょっとがっくししながら『かしこまりました』っと一礼しホールに戻って行った 美月はパーティーに戻らずにそのまま出口に向かった エレベーターのボタンを押し 見た目はにこやかにしているが内心かなりイライラしていた ポンッっと軽い音が美月以外誰もいない廊下に響き渡る 足音を起てずに静かにエレベーターに乗った 35階が点滅している…そしてその点滅がどんどん小さい数に落ちていく
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