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子門涼(しもん りょう)は17歳。10歳の頃から拳法をやっている。
背は高く、痩せている。
長い髪はたてがみのようだ。
涼は歌舞伎町の通りを、さっそうと歩いている。
女の子が悲鳴を上げながら走って来る。
女の子を追う3人の少年。
どうやら最近は見かけなくなった、チーマーという人種のようだ。
涼が駆ける!
必殺拳がうなる!
瞬く間に、前方を走っていた、デカイ奴と小さい奴が吹き飛ぶ。
残り一人!
中肉中背の少年に、涼は鉄拳を叩き込む。
しかし…。
かわした…?
次の瞬間、涼は腹部に強烈な衝撃を受けた。
「まさか…、お前も拳法を?」
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