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◇木村光輝side
昴くんたちが学園を去ってから約3ヶ月が経った
昴くんのおかげで生徒たちは親衛隊のことやお互いのことを見つめ直すことができて、学園には平和な時間が流れていた
…そう、学園には
光「…あのー、会長。そろそろ離してくれませんかー?仕事しにくいんですけどー…」
辰「…あぁ?手は自由に動けるようにしてやってるんだから大丈夫だろ?」
光「いやー…そういう問題じゃなくてですね…その、この体勢おかしいと思いません??」
辰「ん?どこもおかしくないが??」
俺の言葉に心底不思議そうに答える会長
きょとんとした顔もかっこいいですね。流石王道生徒会長
ちなみに今俺たちがいる場所は生徒会室
そして俺は会長の足の間に座らされている
…つまり会長に抱き締められながら仕事をしている
光「いやいやいや!おかしいでしょうよ!なんで俺が会長に抱き締められてるんですか!!それはそこらへんのチワワちゃんにしてくださいよ!俺はそれをよだれ垂らしながら見てるんで!!」
王道生徒会長が王道主人公でもなく非王道主人公でもなく、腐男子会計な俺に抱き付いてるなんて間違ってる!!BL展開的に間違ってるー!!
そんな俺の心情も関係なく会長はぎゅっと俺を抱き締める力を強めた
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