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昴くんがいなくなったことで落ち込んでいた会長を慰めたあの日から、俺は毎日のように会長に迫られていた
フェロモン垂れ流しで、上から目線だけどたまに優しい会長に毎日迫られ続け、押しに弱い俺はこの3ヶ月間ですっかり会長と…その…ゴニョゴニョ…してしまう関係になってしまった
いや!そのことを嬉しく思ってるなんてきっと勘違いだ!!俺は腐男子受けなんて絶対認めないんだぁぁぁぁあ!!!
光「てことで早く離してください。自分が当事者なんて萌えないんです!俺は人がいちゃこらしてるの見てにやにやしてたいんです!!」
俺は会長に、そして俺自身に言い聞かせるように早口で捲し立てた
ちなみに非王道主人公の昴くんがいなくなった今となっては、圭吾くん×名雪ちゃんの幼馴染みカップルが俺の楽しみです、癒しです、うまうまです
辰「嫌だ」
そんな俺の腐った思考に気付かず(気にせず?)に会長はすっぱり断ってくる
いや、なぜ、なぜよ…
辰「てか光輝、お前そろそろ認めろよ。お前俺のこと好きだろ」
確信したように自信満々な口調で言ってくる会長
そんな会長の言葉に俺の頬はカッと熱くなる
光「なななななに言ってるんですか!?俺はノーマルですよ!?ただの腐男子ですよ!?」
焦って噛みまくりながらも必死に言葉を紡ぐ
ここで否定しないとなんだか俺の中の全てが崩れ去ってしまう気がするんだ!
光「だからですね!俺は会長が他の人とイチャイチャしてくれた方が嬉しいんです!喜んでそれを見てます!!」
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