少女ペット→殺処分の現場

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その後、殺されたペットたちは焼却炉へと放り込まれ、時間をかけて焼き捨てられます。

焼却後は医療廃棄物として、お金を出して専門の業者に引き取って貰います。

ペットを殺すための設備、死体を焼き捨てる燃料費、それらに要する人件費はすべて税金で賄われています。

愛護施設の隅には、慰霊塔と呼ばれる、殺処分されたペットたちの墓石がありました。

線香や花が添えられた慰霊塔の前には、２人の職員が手を合わせています。

「僕は殺処分をゼロにしたいです」

炭酸ガスを注入し、彼女たちを殺した新米職員は決意します。

「それは難しいことかもしれないけれど、決して無理なことではないと思うんです」

中年職員は目を閉じて、黙って新米職員の声に耳を傾けます。