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暗い部屋の中、目を覚ます。
夏という季節もあって服には汗がまとわりついていて、気持ち悪い。
「んっ……ぁ……」
身体を伸ばせば、骨がボキボキと鳴り、何かから解放された快感を与えられる。
「今日も一日が始まるなぁ」
それとなしに独り言を呟いてみると、短い上に小さい電子音が聞こえた。
「おぉ……!」
音がした方向を向くと、そこにあるのはアナログ時計。ちょうど十時なものだから、思わず驚いてしまった。
「こんな早く起きて雨降らないかな?」
閉めきられたカーテンを開くと、どしゃ降りだった。
フラグ回収早すぎ!
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