始まり

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御坂「前にも言ったのよね、そういう風に自分を卑下しないでって」 上条「でもよ…」 御坂「当麻」ギュッ 御坂「この能力者の基準なんてものは所詮学園都市が勝手に作った、自分たちに都合のいい判断基準だって言ったわよね?」 御坂「だから、そんな基準なんて気にする必要なんてない」 上条「…御坂」 御坂「それに、当麻の力は世界だって変えてしまう凄い力よ?そんな力を分からない奴らになんて、わたしは評価されたくない」 上条「…」 御坂「だから、そういう言い方しないで。そういう風に当麻が元気ないと私まで力が無くなっちゃうから…」 上条「…ゴメン」 御坂「分かれば、よし!」 上条「御坂…」ギュッ! 御坂「こっ、こら!ばかとーま!!」 上条「ちょっとだけ、抱きしめさせてもらってもいいか?」 御坂「全く」フゥ 御坂「大きな赤ちゃんでちゅねー」イイコイイコ 上条「うるせえ」キュッ 上条「男は惚れた女には、つい甘えたくなる生き物なの」 御坂「ついたー!」 上条「やっと着いたな、温泉に」 御坂「おんせーん、おんせーん」 上条「高いな、テンションが」 御坂「へへっ、つい嬉しくなっちまったの」 上条「でも、立派な旅館だよな」 御坂「ここは、料理も有名らしいし
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