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むかし、あたしが１２歳だったころ
近所に由香里って２３歳くらいの綺麗なお姉さんがいて
よく遊んでもらってたんだ。
ある雨の日に
うちのお母さんに柿をお姉さんの家に持って行きなさいと言われ
驚かせようとお姉さんの家の玄関を静かに開けて
奥のお姉さんの部屋に行ったら
なんかお姉さんの苦しんでいるような声が聞こえて
心配してドアを開けてみたら・・・
ベッドで裸のお姉さんとお姉さんの彼氏の智也くんが裸で抱き合ってて
お姉さんが
いつもと違う顔してて
でもなんだかキレイで
ドアの隙間から見てたあたしはなんだか胸がぎゅっとなって
下半身に変な違和感を覚えたんだ。
子供なりに
見てはいけないものを見たと思って
柿をドアの前に置いて急いでお姉さんの家を出たんだ。
それから頭にはその光景が焼き付いて
しばらく離れなかった。
それが初めて目の当たりにした
『性』
ってやつ。
あれから２３歳になったあたしは親元を離れて横浜で一人暮らしをしている。
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