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「ひっ…ー━━!!!!」
「………お前、血が好きなのか…?」
超ドン引きの一年会長に岬は首を振り、
「いいえ…
ただ、私 拷問道具が大好きなんです。昔、船に乗せられ誘拐されたときのことを思い出すんです。
……急所を外した針だらけの鉄の処女!
じわじわと襲う恐怖と痛み、死にたいとさえ思えたくなる精神的苦痛…
そして、海の魚のエサとなった彼らを思い出すと…… 疼くんですよねぇ」
ニコッ
「屋上からのバンジージャンプと、鉄の処女の拷問、エサ、どれがいいですか?ふぅー…私は心優しいですからね。選ばせてあげますよ」
(え、エサ!?)
(鉄の処女ぉ!?って、ぇ!?あの代表的な拷問具!?)
(こ…心優しいって究極の三択じゃねぇぇかっっっ!!!)
(どれも最悪な選択肢じゃね!?)
(し、室長の黒歴史っ?!ひぃっ!!!)
「お、お落ち着くっち!!落ち着くっちよ!?ダメだっち!室長の黒歴史が… いや、今も真っ黒々ですけどっっ ダメだっち!!!いろんな意味でダメだっち!」
「………真っ黒々・・・?ノクス?
それは・・・ どういう意味なんでしょうかね…?ふぅ…困りましたね。仕方ありません。一度、二人きりで話しましょうか」
ヒクッ!と口元が引き攣る岬にノクスの顔が…
ムンクの叫びになった。
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