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私の名前は《高坂 明里》。 今日は董也くんと《2人》で近くの遊園地に行きます。 今日の為に新しい服も買ったし、美容院にも行ったし、お弁当も作ったし、準備万端! 普段、学校だと(色々邪魔が入って)あんまり近くにいられないけど、今日1日はずっと《2人》だけで過ごすぞ! 最初は、駅前で待ち合わせ。学校の時は董也くんが出てくる2時間前には董也くんの家の前で待ってるんだけど、たまにはこういう雰囲気を出した方がいいよね! という訳で今回は駅前の待ち合わせスポットに10分前に来たんだけど…… 明里 「…………」 伊那 「高坂さん、おはようございます」 遠山 「お前も誰か待ってんの?」 な、な、なんでこの2人が待ち合わせ場所にいるの!? 伊那 「実は私達これから近くの遊園地に行くんですが、田中の馬鹿が私との約束の時間を10分以上遅刻するという侮辱に値する行為を行いまして。まぁ、海よりも広い心の持ち主である私が―― 遠山 「水たまりの間違いだろ」 伊那 「ダマれ。広い心の持ち主である私が仕方なく田中を待ってあげてるんです」 ど、どうしよう…… 遠山君と須藤さん(あと田中君)は董也くんと仲良いから、せっかくの2人の遊園地が友達みんなの遊園地になっちゃう…… あぁ、田中君は存在するだけで私の邪魔をするの? ……でも、まだ約束の時間まで10分前だし、董也くんっていつも時間ちょうどに来る人だからそれまでに田中君が来てくれ―― 董也 「明里ちゃん、ごめん待たせちゃった?」 そうだよね。 こういう時に限って早く来ちゃうものだよね。
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