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脚をみていたら、ぼんやりと視界がぼやけた
涙が溜まってるのか
思った途端に、ポタリと彼女達の中の一人の上靴の上に涙が落ちた
「うーわっ泣いてんじゃん!まじめんどくさい女!」
「自業自得のくせに!」
「……っ!」
すごい勢いで髪を離された私は、勢いで床に倒れ込んだ
摩擦で擦った膝はひりひりと痛み、火傷したように赤くなった
「じゃあね、ばいばい松浦」
3人はボロボロの体操服をゴミ箱に押し込んで、私の横を通って教室を出て行った
急に静かになったと同時に、孤独感におそわれた
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