『TRABANT』あとがき

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番外編『TRABANT』、完結しました。 本編とは全然雰囲気も違う、暗くて男ばっかのこのお話。番外編といいつつ本編には全く関係ないです。すみません。でも、書きたかったんです。自己満足です。 本編では良い人そうな要でしたが、実は結構腹黒いというか、歪んだ性格の持ち主です。そのくせ、おせっかいと言うかなんというか。たぶん自分が大事だと思う人間は、とことん大事にするタイプなんでしょうね。それが完太っていうのが、なんなのですが。 書きながら自分でも意識していたのですが、このふたり、限りなく愛情に近い友情ですね。そういうの、好きなんです。男女の恋愛だけでなく、親子もそうですけど、男の子同士、女の子同士、傷つけあうぐらいに大事、みたいな。 本編書いてる時よりこっちの番外編を書いてる時の方が楽しかったです(笑)。 とにかく、書けて良かった。これでやっと、完太と要という人物を書ききれた気がします。 この『TRABANT』というタイトルは、大好きな曲名から頂いたのですが、本来の意味はドイツ語で『衛星』『随伴者』『旅の道連れ』のような意味だそうです。あと、旧東ドイツで生産されていた車の名前だとか。要と完太の関係にぴったりだなと思って、このタイトルをつけさせて頂きました。 最後までお付き合いいただいた方にお礼を申し上げます。 これで、『永遠のさくら』は完結いたしました。 ありがとうございました! 2012.9.3  のはらはな
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