出会い

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弱い。 泣き虫で、喧嘩も弱くて、何もかもが出来ない『不良品』だった。 そんな僕の家族は壊れていた。いや、もしかしたら、正しかったのかもしれない。 「あなたなんか、産まれてこなければよかったのよ!!」 けなす母親。 「お前は、黙っていればいいんだ!!」 そして、暴力を振るう父。 毎日、傷が増える一方だった。 これは、僕の日常である。
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