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『……ねえ、仁……？』
『……ん？……
何…？和也……』
『…この写真の美少女…
仁の恋人…？』
……すると……
仁の顔が一瞬曇ったけど、
『……ああ……
そうだよ……でも、
彼女、病弱で……
もう長い事入院
してるんだ……』
…と、悲しそうに
微笑んだ……
……俺は……
やっぱり聞いちゃ、
いけなかったんだ……
と、今更ながら、
後悔した……
『……え？……
そうなんだ……
ごめん、仁……
変な事聞いて……』
『……ん？……
大丈夫だよ…？
寧ろ誰かに話した方が、
気が紛れるよ……』
…と、俺に言った。
……そして……
仁は毎日、仕事帰りに、
病院に行っている……
…と言う話しを俺に、
してくれた。
『……やっぱり……
大変か…？』
聞いた後でまた俺は、
後悔した。
……ああ……
今日の俺、マジ
ＫＹだな……
『……好きだから……
全然苦じゃないさ……』
…と、俺に答えた。
……なんかもう……
俺の入り込む隙間なんて、絶対無さそう……
……俺は……
仁の言葉を聞いて、
後悔の嵐だった……
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